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理想の女性像を人物にこめました 「アップルソング」著者 小手鞠るいさん

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理想の女性像を人物にこめました 「アップルソング」著者 小手鞠るいさん

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 どんな時代や境遇にあっても、常に前向きに人生や仕事を見つめ、目標や夢を抱き、それを実現するための行動を起こし、たとえ壁があっても突き破って進もうとする力強い女性。私の理想の女性像を、茉莉江という人物にこめました」

 タイトルにも登場するように、各所で「りんご」が象徴的な役割を果たす。「ちょうど手のひらにすっぽりとおさまる『りんご』の重さと軽さ。確かな重みもあるけれど、はかない存在でもあるし、でも無限の可能性も秘めている。そのような『りんご』に、人の命、魂の『重さと広がり』、そして『かけがえのなさ』を重ね合わせています」

 長編小説で叙事詩

 自身最長の約700枚。ある“約束”が執筆を支えた。「(昨年10月に亡くなった)やなせたかし先生との約束を果たすことができたかなと思いました。私が師と仰いでいる先生は、かつて私の作品の解説のなかで、今後の私に『完全に詩のスタイルで、前人未到の境地の作品を期待したい』とのお言葉をくださっています。天使の矢でハートを射抜かれたみたいな感じで、心の奥深くに、先生のお言葉がしっかりと突き刺さっていたのでしょう。本作を半分ぐらい書き上げたとき、もしかしたらこの作品が先生へのお返事になるかも…と。本作は長編小説でありながらも、壮大な一編の叙事詩になっているのではないかと思っています」

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