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【サッカー】勝負強さ植え付けて アギレ氏に「侍」再建託す

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【サッカー】勝負強さ植え付けて アギレ氏に「侍」再建託す

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【ブラジルW杯】1次リーグ勝敗表(C組、D組)=2014年6月25日現在、※コロンビア、ギリシャ、コスタリカ、ウルグアイは決勝トーナメント進出。コートジボワール、日本、イタリア、イングランドは1次リーグ敗退決定  日本サッカー協会は7月24日、日本代表の次期監督に元メキシコ代表監督のハビエル・アギレ氏(55)が就任すると発表した。ワールドカップ(W杯)ブラジル大会で1次リーグ敗退に終わり、退任したイタリア人のアルベルト・ザッケローニ監督(61)の後任。メキシコを2度のW杯ベスト16に導くなど代表監督としての豊富な経験を持つ指揮官に、日本サッカーの再建を託す。

 来月に正式契約

 「いろんな経験があり勝負強い」。アギレ氏との交渉にあたった日本サッカー協会の原博実(はら・ひろみ)専務理事は、24日の会見で、起用理由をこう説明した。

 8月中旬に来日して正式に契約する。日本代表監督に外国人が就任するのは7人目で、メキシコ人は初。

 アギレ氏の初采配は9月5日に札幌ドームで行われる国際親善試合のウルグアイ戦となる予定。来年1月にオーストラリアで開催されるアジア・カップでの2連覇が当面の目標。契約期間や年俸は非公表だが、“アギレ・ジャパン”として2018年のW杯ロシア大会を目指す。

 現役時代はメキシコ代表のFWとして自国開催の1986年W杯に出場し、ベスト8に進出。指導者としては母国を率いて02年日韓大会、10年南アフリカ大会でともにベスト16入りした。昨季までスペイン1部リーグのエスパニョールを指揮していた。

 スペインでアギレ監督の指導を受けた経験があるウルグアイ代表で、セレッソ大阪のFWディエゴ・フォルラン選手(35)が、「結構(気性に)激しい部分もあるが、優れた人格」と評するなど“熱血漢”として知られる。試合中に興奮のあまり、相手選手を蹴飛ばして退場になったこともある。

 原専務理事は「戦い方の引き出しが多い。日本の良さを生かしながら勝負強さを植え付けてほしい」と期待する。

 攻撃サッカーを継続

 アギレ監督は、堅守からのカウンターを基本戦術としながら、ボールを保持して敵をいなすサッカーも得意としてきた。特に、小柄な選手が多いメキシコ代表やスペインのクラブで、パスワークや駆け引きを駆使し強豪に立ち向かった戦いは世界的に高い評価を受けており、日本代表にフィットすると判断した。

 ブラジル大会の日本代表は、攻撃的なパスサッカーで過去最高のベスト8を目指したが、世界の強豪を相手にすると、「自分たちのサッカー」は完全に封じられた。日本協会も24日、敗因を「日本らしさにこだわるあまり、柔軟な対応力に欠けた」と総括した。

 これまでの日本代表は監督が交代するたびに軸がぶれ、目指すサッカーに一貫性を欠いた。日本協会としてはザッケローニ監督が推し進めた攻撃的なサッカーの継続という方針がある。

 「日本はもっとやれる。まだまだ経験や強さが足りない。自分の経験を伝えたい」と語っているというアギレ氏。勝負強さとともに、世界と戦う上で不可欠な「戦術の引き出し」をどれだけ増やせるかがカギとなる。(SANKEI EXPRESS

 ■Javier Aguirre Onaindia 現役時代にメキシコ代表で自国開催の1986年W杯に出場しベスト8。監督としてメキシコのクラブを経た後に、母国の代表を率いてW杯に2度出場。2002年日韓大会、10年南アフリカ大会で16強入りした。スペイン1部リーグでオサスナやアトレチコ・マドリード、サラゴサの監督を歴任し13~14年シーズンはエスパニョールを指揮して14位だった。メキシコ市出身。55歳。

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