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ピースフルな極上アイランドミュージック マイラ・アンドラーデ、エンダー・アンド・レサ
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キューバ生まれのシンガー、マイラ・ランドラーデ=2013年4月18日(提供写真) 夏真っ盛りの日本。うだるような暑さが続くと、エアコンだけで解消するのは体に毒。そんな時こそ、音楽で涼んでみるのはどうだろう。クールな音楽というと無数に思い浮かぶが、そこにリラックスも加えるのなら、やはりアイランドミュージックがぴったり。熱帯の島国で生まれた音楽なら、心地よさは間違いない。今回は、波の音や潮風の香りが感じられそうな極上サウンドを紹介したい。
マイラ・アンドラーデは、なかなか面白い経歴の持ち主だ。キューバで生まれた後、西アフリカ沖に浮かぶ島カーボベルデで幼少期を過ごす。その後もセネガル、アンゴラ、ドイツと、アフリカやヨーロッパを転々とし、17歳の時にボーカルレッスンを受けるためフランスに移住。2006年にアルバム「Navega」でデビューするやいなや、大きな反響を得てゴールドディスクを獲得。一躍、実力派歌手の仲間入りを果たした。最新作「緑の風、愛の言葉」でもわかるとおり、ナチュラルなサウンドに乗せた爽やかなボーカルが特徴。レゲエやブラジル音楽の要素も取り入れ、英語、フランス語、ポルトガル語などを使い分ける知性派でありながら、リラックスしたムードのトロピカルな世界を作り上げている。
もう一組は、インドネシア出身のエンダー・アンド・レサという男女デュオ。ボーカルとギターを担当する妻のエンダーと、ベースを弾く夫のレサの夫婦コンビだ。もともと同じバンドで活動していたそうだが、エンダーがソロ活動する際にレサがアレンジを担当したことで急接近。2005年にアルバム「Nowhere To Go」でデビューし、大きな話題を呼んだ。現在は世界中を飛び回る人気者だが、この夏ようやく日本でもアルバム「エンダー・アンド・レサ」がリリース。オリジナル曲のクオリティーも高い上に、ボビー・マクファーリンやジミー・クリフといったカバーをセレクトするセンスも抜群。キュートな歌声とアコースティックなアレンジが、どこかゆるやかで癒やされる。エスニックな香りがありつつも、洗練された世界観に包まれているのがオシャレ。リゾートサウンドの定番といってもいい作品に仕上がっており、この夏に重宝しそうな一枚だ。(音楽&旅ライター 栗本斉(ひとし)/SANKEI EXPRESS)