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「46年ぶりの再会」 盗難の英ジャガー発見

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「46年ぶりの再会」 盗難の英ジャガー発見

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米カリフォルニア州ロサンゼルス  46年前にニューヨーク市で盗まれた1967年製の英高級スポーツカー「ジャガーE-タイプ(通称XK-E)」が8月下旬、ロサンゼルスの港からオランダに輸出される寸前、米税関国境整備局の職員らによって発見・押収され、当時の持ち主に無事、返還されることになった。17日、複数の欧米メディアが伝えた。いまも高値で売買される名車でもあり、持ち主は大感激。保存状態も良好で修復すれば10万ドル(約1088万円)の価値があるという。持ち主は年末までに修復作業を済ませて乗り回したい考えで、「すばらしいクリスマスプレゼントだ」と喜んでいる。

 60年代を代表する車

 「奇跡だ。再びこの車と会えるなんて思っても見なかった。この車を盗まれてからもすてきな車を所有してきたが、これに勝るものはなかった」

 盗難車の持ち主であるフロリダ州マイアミに住む元法廷弁護士、アイバン・シュナイダーさん(82)は、当局が17日にロサンゼルスで開いた発表会見で自宅からネットテレビ電話で参加し、こう喜びを語った。

 米紙ロサンゼルス・タイムズやロサンゼルス・レジスター紙(いずれも電子版)などによると、ニューヨーク市の派手なアパートに住んでいた当時35歳のシュナイダーさんは、法廷弁護士として大きな裁判で勝利した記念としてこの車を5000ドル(約54万円)で購入した。

 流線形が美しい2人乗りのコンバーティブル(オープンカー)であるこのスポーツカーは、1961年から75年までに計約7万台製造され、60年代を代表する高級車として高い人気を誇り、いまも多くのクラシックカー・マニアを魅了している。

 ところが68年5月13日の夜、そんな自慢の愛車を自宅前で盗まれてしまった。

 あれから46年。まさか戻ってくるとは思っていなかったシュナイダーさんの元に先月、米保険犯罪局の職員が「税関職員が、他の盗難車とともに、盗まれたあなたの車をオランダ行きの貨物船のコンテナで発見しました」と電話してきたのだった。シュナイダーさんは「詐欺だと思いましたよ」と振り返るが、知らせは本当だった。

 税関によると、見つかった車は修復しなくても2万3600万ドル(約250万円)の価値があるが、ニューヨークで修復作業を行うと語ったシュナイダーさんはこう言って笑った。

 「私はもう35歳ではないが、これでもう一度若返ることができるよ」(SANKEI EXPRESS

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