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2050年 紅葉の見頃はXmas 近未来の気候変動、衝撃「予報」

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2050年 紅葉の見頃はXmas 近未来の気候変動、衝撃「予報」

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米ニューヨーク  温室効果ガスの排出量が今のペースで増え続けると、2050年には、日本の紅葉の見頃はクリスマスになっている-。23日に国連気候変動サミットが開かれるのを前に、世界気象機関(WMO)は世界各地の“近未来”の気象予報番組を動画サイト「ユーチューブ」で公開、日本ではこんな衝撃的なニュースが流れた。サミット会場となる米ニューヨークでは21日、こうした危機的な事態を避けようと地球温暖化阻止を訴えるデモ行進が行われ、過去最大規模となる約40万人が参加した。

 2050年の天気予報には、世界10カ国以上のテレビ気象キャスターが登場。ビデオはサミット会場内でも上映される予定だ。

 日本ではNHKのキャスターで気象予報士の井田寛子さん(35)が50年9月23日の天気を予報。「お彼岸になっても、仙台、東京、名古屋で厳しい暑さが収まらないでしょう。熱波の影響で京都の紅葉の見頃はクリスマス頃になりそうで、季節感は大きく変わってしまいました」などと衝撃の予報を口にした。さらに、猛暑の続く日本列島にスーパー台風が接近。「大雨に最大級の警戒をしてください」とも付け加えた。

 IPCC報告基に想定

 50年の天気予報は、国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の報告書を基に未来の姿を想定。番組の最後には、国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長(70)も登場し「われわれの社会をより安全で強靱(きょうじん)なものにするため、一緒に働こう」と呼び掛けている。

 このほか、フィリピンのテレビ局は「最大級の台風が上陸し、沿岸部に洪水をもたらす」、ベルギーのテレビ局は「12月でも雨が降りやすく、ホワイトクリスマスにならない」などとする予報を発表。WMOは「もちろんこれらは仮定に過ぎないが、最新の気象科学に基づき、今よりも暖かい地球の生活がどんなものか、説得力を持って描き出している」と説明する。

 わずか36年後の深刻な未来。こうした“最悪のシナリオ”を避けようと、気候変動サミットが開催されるニューヨークでは過去最大規模のデモ行進が行われた。

 160カ国超でデモ行進

 デモには、サミット主宰者の潘事務総長や、温暖化対策を訴えてノーベル平和賞を受賞したアル・ゴア元米副大統領(66)、米人気俳優のレオナルド・ディカプリオさん(39)らも参加。「私は行動を起こすことに賛成だ」とのメッセージが書かれたTシャツを着た潘氏は、記者団に「この人民の声が、サミットに集まる首脳たち(の議論)に正しく反映されることを望む」と話した。

 国連から気候変動問題担当の「平和の使者」に指名されたディカプリオさんも「今こそ行動するとき-この惑星のために100%の力を」と書かれたプラカードを持ってデモ参加者とともに行進。「(温暖化対策は)今の時代において最も重要。この場に居合わせることができて誇りに思う」と語った。

 主催者によると、同様のデモ行進が英国やフランスなど160カ国以上で行われ、全世界で計約27万人が参加したという。(SANKEI EXPRESS

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