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TV実写版「アナ雪」に熱狂 米人気ドラマ登場、視聴率31%

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TV実写版「アナ雪」に熱狂 米人気ドラマ登場、視聴率31%

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映画「アナと雪の女王」の一場面(ディズニー提供・AP)  白雪姫やピノキオといったディズニーアニメのキャラクターを俳優たちが実写で演じる米のテレビドラマ「ワンス・アポン・ア・タイム」に映画「アナと雪の女王」のキャラクターが登場し、人気を集めている。雪の女王エルサらが出演するのは9月28日(日本時間29日)にスタートしたシーズン4で、米CNNテレビ(電子版)によると、アナ雪効果で初回の視聴率は過去2年間の放送で最高となる31%を記録。芸能メディアを中心に、アナ雪キャストだけを独立させたスピンオフ(派生)作品制作の話題も飛び出し、盛り上がりを見せている。

 現代の米国で暮らす姫

 テレビドラマ「ワンス・アポン・ア・タイム」は、おとぎ話のキャラクターたちが魔女の呪いによって現代の米国に飛ばされ、記憶を失った状態で暮らしているという設定の物語。米ウォルト・ディズニー傘下のABCテレビが2011年に番組を制作・放送し、毎年新シーズンが作られている看板番組だ。

 今年5月に放送されたシーズン3の最終回ではエルサとみられる水色のドレスを着た女性が後ろを向いたまま地面を凍らせる場面が流され、シーズン4での登場が予告されていた。

 エルサはG・へイグ

 エルサを演じる女優は誰なのか、他にどのキャラクターが出演するのか分からない状態がしばらく続き、配役が発表されたのは7月。

 エルサは12年公開の米映画「アメイジング・スパイダーマン」でヒロイン役の候補に挙がったオーストラリア人女優のジョージナ・ヘイグさん(29)が務め、アナには米新人女優エリザベス・レイルさんが起用された。ヘイグさんは米SFテレビシリーズ「FRINGE/フリンジ」などの出演でも有名だ。

 ただシーズン4の放送までストーリー展開は秘密のまま保たれた。第1話ではエルサがアナを探してドラマの舞台である米国の架空の町ストーリーブルックにやってくる場面が流され、番組後半にはアナの旅の協力者で山男のクリストフの登場場面も映し出された。

 CNNは、こうした先の読めない展開にアナ雪ファンがテレビの前を離れることができず、視聴率を押し上げたと分析している。

 スピンオフでアナ結婚!?

 第1話の放送を終え、米国の芸能メディアは今後の展開などをめぐり大いに盛り上がっている。番組のアナ雪キャストだけでスピンオフ作品は作られるのか-。エンタメ情報に詳しい米サイト「ハリウッドライフ・ドット・コム」の取材にクリストフ役の米俳優スコット・マイケル・フォスターさん(29)は「絶対に作られる」と明言。「お城での生活に不自由を感じているけど、クリストフにとってアナは最も大切な人さ」と2人の結婚までほのめかした。

 これまでの例にならえば、シーズン4の終了は来年5月ごろ。シーズン2終了後の13年10月には「不思議の国のアリス」を題材にしたスピンオフ作品「OnceUponaTimeinWonderland(原題)」が制作されており、信憑性(しんぴょうせい)は低くない。

 日本ではシーズン1のDVDが発売中のほか、NHKがシーズン1に続きシーズン2の放送を9月25日からBSプレミアムで開始した。そう遠くない将来には、エルサやアナの実写版での活躍を日本でも目にすることができるとみられる。

 米フロリダ州オーランドのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートに開設されるアナ雪の新アトラクションについても16年初頭のオープンを目指すことが公式にアナウンスされた。まずは5日(日本時間6日)放送の第2話でどんなストーリー展開が待っているのか、全米が固唾をのんで見守っている。(SANKEI EXPRESS

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