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大阪・道頓堀 グリコ看板 輝き自由自在 走り出した6代目

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大阪・道頓堀 グリコ看板 輝き自由自在 走り出した6代目

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お披露目となった6代目グリコ看板。道頓堀には多くの人が集まった=2014年10月23日午後6時36分、大阪市中央区(竹川禎一郎撮影)  ざわついた雰囲気の中、スマートフォンを構えた人がびっしりと立ち並ぶ大阪・ミナミの戎橋(えびすばし、大阪市中央区)。23日午後6時27分、道頓堀に「ついた!」という歓声が響き渡り、人々の顔をブルーの明かりが照らし出した。

 道頓堀のシンボルとして親しまれる江崎グリコの電光看板が6代目に生まれ変わった瞬間だ。14万個のLEDを使った、新しい看板は、自由自在に表情を変えていく。まばゆいほどに色鮮やかな『グリコサイン』が詰めかけた人たちの心を染めた。

 3月に始まった広島市での6代目の製作から、5代目の解体、10月の点灯式までの“熱い”ドキュメントをお届けする。

 6月末の戎橋、くいだおれ太郎が5代目消灯まで「あと50日」と告げていたころ、広島の工場では、6代目が足元から組み上げられていた。7月24日に全体像を撮影、製作は着々と進んだ。

 8月17日夜、5代目が消灯。看板裏で電源を落とした江崎グリコ広告部の鈴木輝生さんは「惜しむ声を聞いて感動した」。

 ≪帰ってきた新しい「顔」≫

 解体工事は消灯翌日から始まった。8月25日には、女優の綾瀬はるかさんがプリントされた特別工事幕が登場。「かわいい、レアかも」と話題を集める中、その裏ではひそかに5代目が搬出されていった。

 6代目の取り付けは9月下旬から始まり10月1日には顔のパーツが到着。慣れない高所、狭い足場で緊張する中、慎重に取り付けられていく6代目の顔を撮影した。

 10月8日午前2時半。人気のない戎橋で試験点灯が行われた。工事幕から顔を出した6代目が道頓堀を青く照らした。午前4時には完成間近を告げる赤い特別工事幕へと掛け替えられた。

 待ちに待ったお披露目の23日。代走を務めてきた綾瀬さんらがスイッチを押すと除幕されて点灯。こうして大阪の新しいシンボルとして6代目ランナーが走り始めた。(写真・文:写真報道局 竹川禎一郎/SANKEI EXPRESS

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