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「女川に元気を」うみねこマラソン、小学生限定で復活

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「女川に元気を」うみねこマラソン、小学生限定で復活

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小学生限定の「女川うみねこキッズランナー」の模様=2014年11月11日、宮城県牡鹿郡女川町(提供写真)  東日本大震災以来休止されている宮城県女川町の名物マラソン大会「女川うみねこマラソン」が11日、小学生限定の「女川うみねこキッズランナー」(協賛・アメリカンホーム医療・損害保険)として約4年ぶりに復活し、女川町立女川小学校で開かれた。

 女川小学校の全児童約250人が参加。6年の山本ケイン君らが「女川の町に元気を届けます」と高らかに宣誓した後、学年に合わせて設定された3コース(900メートル、1600メートル、2000メートル)を沿道の声援を受けながら全力で駆け抜けた。

 震災後、被災地の子供たちの体力低下が指摘されており、女川町の児童らを対象に調査を行ってきた東北学院大学の鈴木宏哉准教授によると、一般的な児童に比べ一日当たりの歩行数が約2000歩少ないことが分かった。鈴木准教授は「震災後、子供たちの運動環境は変化しており、運動機会、量ともに減少している」と話す。

 調査結果を受け、町や女川小学校、地域団体、教育団体が一体となって今大会を企画。アメリカンホーム・ダイレクトが行っている困難に立ち向かう人たちを応援する「きぼうのMAEMUKIプロジェクト」の一つとして実現した。アメリカンホーム・ダイレクトでは全国から応援メッセージ入りの旗を提供したり、社員がボランティアとして参加したりし支援した。

 女川うみねこマラソンの完全復活は「まだ4年ほど先になる見通し」(須田善明女川町長)というが、来年は中学生まで対象を広げて、子供たちの体力づくりのきっかけにしていきたい考えだ。(SANKEI EXPRESS

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