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【アギーレ監督会見】「汚点は全くない」 疑惑否定

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【アギーレ監督会見】「汚点は全くない」 疑惑否定

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八百長問題で会見を行うハビエル・アギーレ日本代表監督=2014年12月27日、東京都文京区のサッカー協会(小倉元司撮影)  八百長に関与した疑いでスペイン検察当局に告発されたサッカー日本代表のハビエル・アギーレ監督(56)が27日、東京都内で記者会見し「プロサッカーに関わって39年になるが、この中で汚点は全くない。信じてほしい」と疑惑を否定した。

 15日に告発されてから、メキシコ出身のアギーレ監督が公の場に姿を現すのは初めて。日本が2連覇を目指すアジア・カップ(来年1月9日開幕・オーストラリア)へ向けて「日本が制覇できるように集中して準備したい」と意欲を示した。

 八百長の疑いが持たれているのは2011年5月、当時率いていたスペイン1部リーグのサラゴサ(現2部)がレバンテを2-1で下し、残留を決めた試合。合計96万5000ユーロ(約1億4000万円)が監督らの銀行口座を経て相手の選手らに支払われたとされる。

 日本はアジア・カップへ12月29日から千葉県内で合宿に入る。

 くすぶる解任論

 一連の騒動で日本サッカー協会は対応が遅れ、危機管理の甘さを露呈。潔白の主張にも来年1月のアジア・カップに臨むチームへの影響は必至で、解任論がくすぶっている。

 「私は何もプレゼントされていないし、それを望んだこともない」。アギーレ監督はサッカー人生で一切八百長に関わったことはないと主張した。「私は落ち着いている。サポーターのみなさんも落ち着いてほしい」と沈静化を求めたが、問題の核心に触れる金銭授受の真相に質問が及ぶと「弁護士のアドバイスにより答えられない。スペインの司法当局に話す」と繰り返した。会見場に協会幹部の姿はなく、広報担当者と通訳だけを従えた席上で「代表監督としての仕事に支障は全くない」と断言したが、疑惑が晴れたとは言い難い。(SANKEI EXPRESS

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