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らしさ残しつつ、ゼロから役作り 映画「牙狼〈GARO〉-GOLD STORM-翔」 栗山航さんインタビュー

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らしさ残しつつ、ゼロから役作り 映画「牙狼〈GARO〉-GOLD STORM-翔」 栗山航さんインタビュー

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流牙役を自分のものとした栗山航(わたる)さん=2015年3月21日、東京都江東区有明の東京ビックサイト(高橋天地撮影)  2005年、テレビ東京系の深夜枠で放送後、次々と続編が製作され、映画化されたほか、ゲームにも登場した人気シリーズ「牙狼〈GARO〉」は、人間の心の闇に巣食う「魔獣」を倒すことを運命づけられた「魔戒騎士」と、彼らをサポートする「魔戒法師」の物語。「牙狼」とは、魔戒騎士のうち最高位の者に与えられる称号のことで、主人公は黄金の鎧(よろい)を纏(まと)った「黄金騎士ガロ」に変身して激しい戦いを繰り広げてきた。

 座長のような気持ち

 劇場版の新作が「牙狼〈GARO〉-GOLD STORM-翔」(雨宮慶太監督)で、3日スタートのテレビドラマ版「牙狼〈GARO〉-GOLD STORM-翔」へと展開する前日譚(たん)が描かれている。主演の栗山航(わたる、23)は「黄金騎士ガロ」こと魔戒騎士の道外流牙(どうがい・りゅうが)として、ダイナミックなアクションシーンを披露した。キャストを一新した一昨年、テレビドラマ版の主演に抜擢(ばってき)された栗山は「流牙としても、役者としても、この映画で成長した姿をみせなければならないと感じていました。雨宮監督のアドバイスもあって『座長のような気持ち』で作品に臨みました」と力を込めた。

 魔獣狩りの旅を続ける流牙(栗山)は、パートナーの魔戒法師、莉杏(りあん、南里美希)とラインシティという街を訪れた。高名な魔戒法師、リュメ(桑江咲菜)が守っている街だけに、2人は安心・安全な場所と考えていたが、わずかながら邪気を感じ取り…。

 栗山は役作りをゼロからやり直したそうだ。「流牙は映画で立派な黄金騎士へと成長したわけです。一度、自分が演じたテレビ版のことを忘れてみようかと思ったんです。もちろん、大勢のファンの皆さんがいるので、流牙らしさも残しながらですがね」。ちなみに、テレビ版で初めて流牙に抜擢されたときは「堅い人物だな」というのが第一印象。人間の道徳心がくすぐられる印象的な作品とも感じたそうで、役作りは苦労した。テレビ版、映画版を経験した今では、「流牙ならばこういうせりふは言わないだろうな-とか、分かるようになり、流牙の流儀がかなり身につきました」と胸を張る。

 吹き替えは使わない

 特技は「運動」と即座に答えるだけのことはあり、アクションシーンに力を注ぎ、大いに楽しんだ。「アクションシーンは迫力がないとだめ。僕はできるだけ吹き替えを使わないようにしました。そこにだいぶこだわりました。ただ、運動は得意といっても、格闘技系は経験がなかったし、体も硬いので、そこは大変ではありましたが…」

 少しずつ流牙役を自分のものとし、愛着も出てきた栗山だが、もちろん「他にもいろんなドラマに出たい」という目標がある。「僕が別のドラマに出演することで、相乗効果で牙狼の世界も盛り上がってくれたらうれしいですね」。一石二鳥の作戦の結果はいかに? 新宿バルト9ほかで全国公開中。(高橋天地(たかくに)、写真も/SANKEI EXPRESS

 ■くりやま・わたる 1991年6月15日、東京都生まれ。モデル、俳優。2013年のテレビドラマ「牙狼〈GARO〉~闇を照らす者~」(テレビ東京系、主演)で俳優デビュー。

 ※映画紹介写真にアプリ【かざすンAR】をインストールしたスマホをかざすと、関連する動画を視聴できます(本日の内容は6日間有効です<2015年4月8日まで>)。アプリは「App Store」「Google Playストア」からダウンロードできます(無料)。サポートサイトはhttp://sankei.jp/cl/KazasunAR

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