その背景には、勇気を出してイベントに行ってみたら思いのほか楽しくてハマってしまい、この感覚をたくさんの人に体験してもらいたい！とイベントをオーガナイズする人たちが全国各地で増えていることが挙げられます。

　こうした人たちの中には、プロダンサーではないけれどダンスを好きな気持ちには同じ強さがあり、誰でも楽しめるんだという信念はプロダンサーよりも強い方々がいます。まだシーンは成長中であり、ダンスをより多くの人と楽しむ空間はこれからもたくさん出てくるでしょう。そんな流れの中で自分が出てみたいな、遊びに行ってみたいな、というようなタイミングでイベントにまず参加してみることをオススメします。

　もしくは、このイベントに出たい！と目指す目標を定めてその日まで練習をしてもいいと思います。今の時代、ＳＮＳなどでイベントのオーガナイザーやスタッフに連絡を取ることは案外簡単です。まずは、そういった所をタッチポイントとして連絡してみるのも大事な一歩かもしれません。何より、イベントを探すこと一つ一つからワクワク楽しめるようになることですね！　ダンスを踊ってる人に悪い人はいません。（株式会社「アノマリー」代表取締役兼ダンサー　カリスマカンタロー／ＳＡＮＫＥＩ　ＥＸＰＲＥＳＳ）

　■カリスマカンタロー　本名は神田勘太朗。長崎県出身。３５歳。世界最大級のダンスソロバトル大会「ＤＡＮＣＥ＠ＬＩＶＥ」のプロデュースをはじめ、ダンス関連の企画演出などを行う株式会社アノマリーの代表取締役兼ダンサー。ストリートダンスのワールドカップ構想を掲げ、世界進出を目指す。