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年に一度ストリートの祭典 DANCE@LIVE 2015 JAPAN FINAL
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2014年4月10日に行われたDANCE@LIVE_JAPAN_FINAL_2014の一コマ=東京都墨田区・両国国技館(提供写真)
来る4月26日、東京・両国国技館で今年もDANCE@LIVE 2015 JAPAN FINALが行われる。日本全国で活躍するストリートダンサーから、文化を生み出してきた海外のダンサーまでが参加する日本最大級のダンスイベントである。毎年4月に行われるこの「ダンスの祭典」は今やストリートダンサーの風物詩として多くの人間に知られ、今年、10周年を迎える。
イベントの一番の見どころは、全国7カ所、年間を通じて約80回の予選を勝ち抜いたダンサーが、1万人の観客が観戦するステージ上でその年の一番を競うダンスバトルである。
一般部門は「HIPHOP」「HOUSE」「BREAK」「FREESTYLE」の4ジャンル。そして3対3の大学対抗バトルである「RIZE」と中学生以下の「KIDS」の全6ジャンルで開催される。
メーンステージは、国技館の特性を生かした360度どこからでも見える作りになっており、アーティストのコンサートなどと比べると臨場感のあふれる構造になっている。
ここではダンスバトルのほか、その年最も活躍したダンスチームが数チームピックアップされ、チームショーケースも行われる。
そのほかにも地下のUNDERGROUND STAGEは、アンダーグラウンドなクラブシーンなどで活躍するチームのショーケース、入り口付近のANOMALY STAGEではキッズやダブルダッチなどのショーケースと当日エントリー型のダンスバトル、そして2階のGATSBY STAGEでは高校生や大学生チームのショーケースが行われる予定で、ダンスはもとよりストリートカルチャー全てを凝縮した内容になっている。
来場者の年齢層は年々上下に広がりを見せており、当初はストリートダンサーが大半を占めていたが、近年は子供からお年寄りまで、ダンサーのみならずその応援者や、ダンス経験のないイベントのファンなど多くの人でにぎわう。
また、フードコートや協賛ブースで出される商品も充実しており、ダンサーはもちろん、ダンスを知らない人でも一日中楽しめる内容となっている。
出演することのハードルの高さとは対照的に、遊びに行くハードルの高さが非常に低いのもこのイベントの特徴だ。
常に流行やムーブメントを作り出している若者たちが最も輝ける場面に触れるべく、一度両国へ足を運んでみてはいかがだろうか? われわれが想像するよりもずっと健全でフェアなこのイベントから忘れていた何かを思い出したり、新たに学ぶことがあるかもしれない。何より、一つのことに真摯(しんし)に打ち込むことのすがすがしさを出場者の姿から再認識することができるだろう。
■ダンス・アライブ カリスマカンタローがオーガナイズする日本最大級のダンスバトルイベント。年間を通し約80回の予選を経て、毎年4月に東京・両国国技館でジャパンファイナルが開催される。今年で10周年となり、海外からのエントリーや観戦なども多く見られる世界規模のストリートダンスの祭典。