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ダンスが教えてくれた「完全燃焼」 ISOPP
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日本を代表するブレイクダンサーとして今もなお活動を続けるダンサー「ISOPP(イソップ)」さん(提供写真)
日本を代表するブレイクダンサーとして今もなお活動を続けるダンサー「ISOPP(イソップ)」。今年、後縦靭(じん)帯骨化症という難病を乗り越えて見事復帰を果たした。彼にとってのダンスとはどのようなもので、それを通して伝えたいものとは何なのか? 生活の一部としてブレイクダンスの文化を体現し、伝承していく彼の独白を通じ、その素顔に迫る。
死亡する可能性もあるといわれて上った手術台の上で、僕はこれまでを振り返り「たとえこれで自分が死んでも一片の悔いもない」と素直に思いました。それは自分の中にやり切った感があったからだと思います。だから、今バリバリ現役でやってる10代や20代の若い世代の子たちには、気にせず思いきりやり切れ!って思います。みんなのやってることは間違いないよ! 外野はいろいろ騒ぐけどプレーヤーとして人前で堂々と命かけて突き進んでいる姿は簡単にマネできることじゃないよ! 使命に向かっているってことなんだよ! 今回の手術の一件でそれが自分の中で確信付きました。
僕はダンスを用いて結果を争うということは、一通りやり切ったと思っています。もう興味はありません。これからは、今の僕にしかできないことをやりたいと強く思っています。※ストレッチマンもその一つです。ファンの方との握手、いただいた手紙の一つ一つ、本当に感謝の念で手を握ってきました。それはファンの皆さんが僕の原動力になっているからです。本当に感謝しています。逆に、そんな応援をくれるファンに向き合えなくなった時は僕がステージに立たなくなる時だと思っています。ダンスがくれた技術以外の宝物です。
僕にとってブレイクダンスは空気と一緒です。なければ死んでしまいます。普段僕らは当たり前に呼吸をしていて、当たり前だと思っているものに囲まれて生きています。だけど、その当たり前のものがなくなったら僕らはすぐに死んでしまいます。僕にとってダンスとはそれくらいライフスタイルの一部なんです。人は本気にならなきゃ何も始まらない。今日を懸命に生きた人だけに明日がやってきます! 本気とは夢中とはそういうことです。生まれた時点で尊い人間が何かを本気でやろうとする。
こんなに素晴らしいことはありません。当たり前なことに感謝して「今」を腹いっぱい生きてみせることが、僕らの人生においての修業であり幸せなんだと思います。そんな尊い命だからこそ「自ら」を「信じて」自信を持って今日も胸を張って突き進むべきです。それぞれのステージでそれぞれの完全燃焼を!!(ライター 吉田悠紀/SANKEI EXPRESS)
■「ストレッチマン」 NHK Eテレ(NHK教育テレビ)で放送されている特別支援学校・特別支援学級向けの学校放送番組。