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クラウドファンディングで自主映画 イノウエアツシ ドキュメンタリー映画「あっちゃん」
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人気パンクバンド「ニューロティカ」のボーカリスト、イノウエアツシさん=2015年4月6日、東京都渋谷区(蔵賢斗撮影) 東京・八王子の老舗お菓子店「ふじや」の若旦那にして、昨年、結成30周年を迎えた人気パンクバンド「ニューロティカ」のボーカリスト、イノウエアツシ(51)。映画「あっちゃん」は、そんな両極端な日常を生きる彼を描いたドキュメンタリーだ。
「昨年、バンドの30周年のアニバーサリーを迎えた。節目のときに何か形に残しておきたかったんです。大手(レコード会社)にいるわけじゃないですから。話題作りも自分たちでやらないといけない。出演者のギャラの交渉から、請求書作りまで主演男優の僕がやりましたよ。史上初じゃないですか。ハハハ」
制作資金は、すべてクラウドファンディング(ネット上で賛同者を募る資金調達の手法)によって集められた。当初の目標の3倍近い約940万円が集まり、最終的には、自主制作映画では過去最高の資金調達額に達したという。
後進のミュージシャンのみならず、世代もジャンルも超えた多くの表現者に影響を与えてきた。ロックバンド「筋肉少女帯」の大槻ケンヂや脚本家で俳優の宮藤官九郎(くどう・かんくろう)、人気バンド氣志團(きしだん)の綾小路翔(あやのこうじ・しょう)。映画に登場するゆかりの人々の多彩な顔ぶれからも、影響力の大きさがうかがい知れる。
反骨心を胸に秘めたピエロが歌い継いできたのは、熱くシンプルなパンクロック。飾らないストレートなメッセージを常に全力で観客にぶつけてきた。「50でこんなバカやっても生きていけるってことを知ってほしいね」。東京・渋谷HUMAXシネマほかで公開中。(安里洋輔/SANKEI EXPRESS)