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【なでしこジャパン】「みんなの背中押す」 なでしこ、連覇へ澤招集

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【なでしこジャパン】「みんなの背中押す」 なでしこ、連覇へ澤招集

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女子サッカーW杯の日本代表メンバーに選ばれ、会見で喜びを語る澤穂希(さわ・ほまれ)選手=2015年5月1日、兵庫県神戸市内のホテル(山田喜貴撮影)  ≪6度目選出「少し泣きそうだった」≫

 日本サッカー協会は1日、6月6日(日本時間7日)に開幕する女子ワールドカップ(W杯)カナダ大会で2連覇に挑む日本代表「なでしこジャパン」のメンバー23人を発表し、36歳の澤穂稀(INAC神戸)が6大会連続で選出された。2011年の前回大会で得点王と最優秀選手に輝いた澤は、昨年5月の女子アジア・カップ以来の1年ぶりの代表復帰となった。

 前回大会の優勝メンバーから宮間(岡山湯郷(ゆのごう))大儀見(おおぎみ・ゆうき、ウォルフスブルク)川澄(INAC神戸)熊谷(リヨン)岩清水(日テレ)ら17人が選ばれた。W杯初代表は菅沢(千葉)川村(仙台)ら6人。

 会見した佐々木則夫監督は「連覇に挑戦できるのはわれわれだけ。皆さんに元気、勇気、希望を与えられるような大会にしたい」と意気込んだ。

 チームは18日から香川県丸亀市で合宿に入り、ニュージーランド、イタリアとの親善試合を経て、6月1日にカナダへ出発する。1次リーグC組で8日(日本時間9日)にスイス、12日(日本時間13日)にカメルーン、16日(日本時間17日)にエクアドルと対戦する。

 不調、1年遠ざかる

 前回優勝の立役者であり、長年「なでしこジャパン」の顔だった澤にとって、運命の一日だった。ここまでは平静を装い、感情を吐露することはなかったが、「内心どきどきしていた」と明かした。朗報が届き、仲間に抱擁されると、「正直少し泣きそうだった」。かがやく笑顔からは安堵(あんど)と高揚感が伝わってきた。

 昨季は不調で、1年も代表から遠ざかっていたが、見事にW杯の切符をつかんだ。6大会連続で出場すれば、男女を通じて史上最多となる。

 今回は定位置が確約されていないが、「みんなの背中を押せるよう、チームが上にいけるように経験してきたことも伝えながらやれたら」と、これまでと同じように強い責任感を胸にカナダへ向かう。

 プレー前にじっくり準備

 佐々木監督は澤の選出について「小手先ではなく、惜しみなく体を張って戦っている。それがなでしこの姿勢であり、ほかの選手の模範となる」と説明した。世界と戦う舞台では、球際の強さや最後まで走り抜く姿勢が重要になる。リーグ戦で澤が本来のプレーを取り戻していることを確認し選出を決めた。

 年齢による衰えと立ち向かうために澤が「例年以上に意識している」というのが練習前などのストレッチだった。プレー前の準備にじっくりと時間をかけることで、けがへの恐怖心も克服。今季は開幕から全試合にフル出場して5連勝に貢献、2得点と輝きを取り戻した。

 その原動力は「また青のユニホームを着たい、日の丸を背負って戦いたい」という一念だった。(SANKEI EXPRESS

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