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「世紀の対決」米国で再び大騒ぎ 2人を襲った予期せぬ“場外乱闘”

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「世紀の対決」米国で再び大騒ぎ 2人を襲った予期せぬ“場外乱闘”

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試合に敗れ、憔悴した表情で記者会見に臨み、右肩のけがを明かしたマニー・パッキャオ選手(右)=2015年5月2日、米ネバダ州ラスベガス(AP)  「世紀の対決」として全世界の注目を浴びた世界ウエルター級王座統一戦(2日、米ラスベガス)で戦った5階級制覇王者のフロイド・メイウェザー選手(38)=米国=とマニー・パッキャオ選手(36)=フィリピン=の2人に突如、巨額の訴訟問題が降りかかったことが6日、分かった。判定負けしたパッキャオ選手は、右肩のけがを隠してリングに上がったとして損害賠償500万ドル(約6億円)の集団訴訟を起こされ、無敗を守り抜いたメイウェザー選手も元恋人から名誉毀損(きそん)で2000万ドル(約24億円)の損害賠償を請求された。2人の予期せぬ“場外乱闘”に米メディアは再び大騒ぎとなっている。

 「けが不申告で損害」

 勇敢なファイトを見せたパッキャオ選手は試合後、右肩のけがのせいで試合では実力が出せなかったと明かした。これを受けて訴えたのは、ラスベガス在住の2人の男性だ。米スポーツ専門局ESPN(電子版)などによると、2人は試合のチケットを購入、有料放送の視聴料や対戦の掛け金などを支払った。

 しかし、パッキャオ選手や彼のマネジャーら陣営側は、彼の右肩のけがを知りながらネバダ州アスレチック委員会(NAC)に報告しなかったため、詐欺的取引慣行に関する州法違反と主張。500万ドルの損害賠償を求め、5日、ネバダ州の連邦裁判所に提訴した。

 原告側は「彼のけがが対戦能力に重大な影響を及ぼすことを理解し得たはずだ」と怒る。NACのフランシスコ・アギラル委員長は、パッキャオ選手が試合前日、提出書類に「けがはなし」と記入したと主張した。パッキャオ選手には虚偽記載で罰金か試合への出場停止処分が下るとみられる。

 「発言で名誉毀損」

 一方、メイウェザー選手を訴えたのは、彼と17歳の時から恋人関係にあった米ロサンゼルス近郊に住むジョジー・ハリスさん(35)だ。

 米CNNテレビ(電子版)や米芸能ニュースサイト、E!オンラインなどによると、メイウェザー選手には12~16歳の子供が4人(男児2人、女児2人)おり、うち3人(男児2人、女児1人)はハリスさんとの子供だが、彼は2010年9月、彼女への嫉妬心から、子供たちの目の前で彼女の髪の毛をつかんで蹴るなど暴行を加えた容疑で逮捕され、12年6月、禁錮90日の刑で収監された。

 ところが先月、米ヤフーのニュース部門のトップを務めるケイティ・クーリック氏(58)とのインタビューで「ハリスは薬物中毒でハイな状態だったため、3人の子供の前でおとなしくさせねばならなかった」などと当時の経緯を語った。

 ハリスさんはこの発言は虚偽で名誉毀損に当たり、精神的苦痛を受けたとして、5日、ロサンゼルス郡の地裁に2000万ドルの損害賠償を請求する訴えを起こした。

 ハリスさんの弁護士は訴状で「自身の悪評から目をそらせ、パッキャオ戦を過剰に宣伝するためのでっちあげだ」と主張している。

 再戦意欲も…

 米経済専門チャンネルCNBCによると、2人合わせたファイトマネーは2億8000万ドル(約336億円、うち勝者のメイウェザー選手が2億ドル)以上と超破格。さらに有料放送の総視聴料、チケットの売り上げ、海外放映権料など、1試合で総額7億1100万ドル(約853億円)もの巨額が動いただけに、思わぬ訴訟で請求された賠償額もケタ外れ。メイウェザー選手は5日、パッキャオ選手との再戦に意欲を見せたが、2人ともまずは“場外乱闘”を先に片付けねばならない状態だ。(SANKEI EXPRESS

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