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【ボクシング】内山、2回TKOで10度目防衛 田口は初防衛成功
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ジョムトーン・チューワッタナ(タイ)に勝利し10度目の防衛を果たした内山高志(中央)=2015年5月6日、東京都大田区・大田区総合体育館(納冨康撮影) 世界ボクシング協会(WBA)ダブル世界戦12回戦は6日、東京・大田区総合体育館で行われ、スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志(ワタナベ)が同級7位のジョムトーン・チューワッタナ(タイ)を2回1分15秒TKOで下し、日本歴代2位に並ぶ10度目の防衛に成功した。同1位は具志堅用高の13度。
内山は35歳5カ月での世界王座防衛となり、西岡利晃の35歳2カ月の最年長記録を更新した。埼玉・花咲徳栄(はなさきとくはる)高で競技を始め、拓大、社会人時代にアマチュアの全日本選手権3連覇。2005年7月にプロデビュー。10年1月にWBAスーパーフェザー級王座を獲得し、今年2月にスーパー王者に昇格していた。
3月の記者会見では「簡単には勝てないし苦戦すると思うが、必ず10度目の防衛を達成したい」と抱負を述べていた。
ライトフライ級王者の田口良一(りょういち、ワタナベ)は同級14位のクワンタイ・シスモーゼン(タイ)に8回36秒TKO勝ちで初防衛した。田口は「きょうの内容ではこれからが厳しい。もっといろんなことをできるようにしたい」と話した。
田口は06年にプロデビュー。13年4月に日本ライトフライ級王座を獲得。14年12月にはWBA同級王座に就いた。スピードとフットワークが武器の右ボクサーファイター。
戦績は内山が24戦23勝(19KO)1分け、田口は25戦22勝(9KO)2敗1分け。
世界ボクシング機構(WBO)女子ミニフライ級タイトルマッチ10回戦は、王者の池原シーサー久美子(フュチュール)が挑戦者の江畑佳代子(ワタナベ)を7回負傷判定で下し、2度目の防衛を果たした。(SANKEI EXPRESS)