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【私のおしゃれ学】ファッションモデル 森星さん 家族から教えられた内面の大切さ
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ファッションモデル、森星(もり・ひかり)さん。[衣裳協力]ワンピース1万2960円(スニーカーはスタイリスト私物)=2015年5月14日(大石一男さん撮影) 「星」と書いて「ひかり」と読む。世界的なファッションデザイナーである祖母の森英恵がつけてくれた名前だ。
「太陽のぴかぴかよりも、きらりと光る星の光りがいいということで、『星』という漢字を当てたんだそうです。由来を聞いたときは、なんてステキなんだろうって、感動しました」
名前の通り、きらきらとした笑顔が印象的。周りにいる誰もがハッピーな気分になるような不思議なオーラを持っている。
4月22日、23歳の誕生日にスタイルブック『star』(講談社)を出版した。本の中で自身のファッションやプライベートを明らかにし、ロングインタビューや祖母との対談などが収められている。自分の名前の由来も、この対談の中で初めて知らされたという。雑誌やテレビからでは伝わらない素顔の魅力がいっぱいに詰まった一冊だ。
「モデルのお仕事を始めてから、ファッションでいろんな自己表現ができるということが分かりました。その一つとして、昔からスタイルブックを作りたいなと思っていました。22歳は私にとって節目の年でした。仕事でも自分で決断しなきゃいけないという状況になって、悩んだけど楽しかったんです。いい経験になって成長できたなと感じました。何歳になっても振り返って、その楽しい気持ちを思い出せるようにと、この本を作りました」
5人兄姉の末っ子。姉の森泉もファッションモデル、タレントとしても活躍している。
「姉が19歳でモデルデビューしたとき、私はまだ10歳。かっこいいなあと思ってみていました。それまでも祖母のショーのバックステージに出入りしていて、みんなで一つのものを作るというファッションの世界に憧れを持っていました」
慶応大学文学部に進学して雑誌『CanCam』の専属モデルに。ここでファッションの基本を学んだという。2012年には映画『青いソラ白い雲』に主演。以後、テレビの仕事も増えて、活躍の場が広がった。
「子供の頃は、習い事が長続きしなくて、何でも中途半端だったんです。映画やテレビの仕事をして、初めて達成感を味わいましたし、責任感も出てきました。今はとても充実しています」
かつては「森英恵の孫」「森泉の妹」と呼ばれることに敏感になっていた時期もあったが、今では森家に生まれたことを誇りに思うようになったという。
「私にとって家族はとても大きな存在で、つらいときも常に側にいて支えてくれたのが家族でした。外側だけでなく、内面の大切さを教えてもらいました。目標としているのは、祖母であり、母であり、姉です。私にはない強さを持っていて、同じ女性としてとても尊敬しています」
今後については、「雑誌の編集をやってみたいし、洋服も作りたいし、スタイリングにも興味があるし、留学もしたいし、恋愛もしたいし…。とにかく、いろいろなものを吸収していきたいですね」と夢が広がる。
まだまだ多くの可能性を秘めた23歳。夜空を彩る星のように、今後、ますます輝きを増していくことだろう。(文:本間普喜(ひろき)/撮影:フォトグラファー 大石一男/SANKEI EXPRESS)
森星さんinstagram https://instagram.com/xxhikarixx/
スタイリスト:Yoshi Miyamasu(SIGNO)
ヘアメーク:美舟(SIGNO)
J.PRESS YORK STREETウェブサイト www.jpress.jp/york.st/
問い合わせ先:
オンワード樫山 お客様相談室(電)03・5476・5811