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【男子テニス】錦織4強ならず「自分を見失った」
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男子シングルス準々決勝で敗退した錦織圭(にしこり・けい)=2015年6月2日、フランス・首都パリ(AP) テニスの全仏オープン第10日は2日、パリのローランギャロスで行われ、男子シングルス準々決勝で第5シードの錦織圭(日清食品)が第14シードのジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)に1-6、4-6、6-4、6-3、3-6で敗れ、日本男子では1993年の佐藤次郎以来82年ぶりとなるベスト4進出はならなかった。
昨年の全豪オープン王者で第8シードのスタン・バブリンカが第2シードのロジャー・フェデラーとのスイス勢対決を制し、全仏で初の準決勝に進んだ。
序盤の錦織はこれまでとはまるで別人だった。「なぜか焦りが出た」とミスを連発し、失った最初の2セットが最後まで重くのしかかった。3時間50分の激闘で4強に届かず「あれだけ自分を見失ったのは久しぶりでショック」。地元選手の勝利で総立ちとなったセンターコートでうつむき赤い土を見つめた。
強烈なフォアハンドを武器にするツォンガの弱点はバック側にあることは分かっていた。ただ土ぼこりを上げる強風にショットが乱され「嫌なところを突かずに無理にポイントを取りにいった」と嘆いた。強打に押されて得意のストローク戦にすら持ち込めず、いら立ってラケットを投げ捨てる場面もあった。
第2セット終盤には板が観客席に落ちて中断。その間にコーチの助言で「われに返った」。第3セット、4-4で迎えたサービスゲームは6度のジュースの末にキープし、流れを引き寄せて2セットを奪った。それでも最速226キロの相手サーブを最後まで捉えきれず、突き放された。
日本男子82年ぶりの全仏8強入りで確かな成長は証明した。「ここまで勝ち抜けたことには意味がある」。悔しさを振り払うように言葉を絞り出した。(共同/SANKEI EXPRESS)