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【101匹のネコちゃんワンちゃん】(1)聖なる谷 アンデスに息づくインカ遺跡
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民芸品店の看板ネコは、人なつこくのどをならしていた=ペルー・オリャンタイタンボ(酒井久美子さん撮影) インカを旅した。オリャンタイタンボ近郊にある民芸品店に入ってみた。展示してあった素焼きのつぼとつぼの間からネコちゃんがころがりながら出てきた。古びた部屋が急に明るくなった。
オリャンタイタンボは、インカ帝国時代からある村だという。ウルバンバ川が流れる緑豊かな渓谷にあり、一帯は「聖なる谷」と呼ばれている。私はマチュピチュの遺跡を見たあと、マチュピチュ駅から高原列車ペルーレイルに乗り、オリャンタイタンボに着いた。
「聖なる谷」にはモライ、マラス、チンチェーロ、ピサック、ウルバンバなどの村があるが、いずれもインカ時代から続く古い村だ。このあたりの村はスペイン軍との戦いに見舞われ徹底的に破壊されたそうだが、インカ時代の遺跡は今もアンデスの人々の生活に生き続けている。
村々では「チチャ」というトウモロコシで造る自家製のお酒を売っている。チチャはインカの神事になくてはならないお酒だったそうで、赤いビニールを巻いた棒を掲げてあるのが目印だ。店では試飲もできて多くの観光客でにぎわっていた。
≪そばにいるだけであったかな気持ち≫
マチュピチュ遺跡は標高2430メートルの尾根に、インカ帝国の人々によって15世紀に作られた「空中都市」だ。1911年にアメリカの探検家、ハイラム・ビンガム(1875~1956年)によって発見され、83年にユネスコの世界遺産に登録された。
遺跡の麓にある人口3000人ほどのアグアス・カリエンテスは遺跡を目指す観光客でいつもあふれかえっている。スペイン語で「熱い水」を意味する名前の通り、アグアス・カリエンテスはもともと温泉が湧く地元の保養地として知られていたが、マチュピチュが世界遺産になって以降、世界中から毎日、数千の観光客が押し寄せるようになり、いまでは「マチュピチュ村」との通称で呼ばれることもある。
そんなアグアス・カリエンテスの素顔を見たくて、出発する日の早朝、まだ静かな村を散策してみた。太鼓橋の下を流れるアグアス・カリエンテス川のせせらぎが心地よい。駅前マーケットにあるお土産屋さんの前を通りかかると、店先を掃除している婦人と犬に出会った。
それにしてもワンちゃんがいるだけで、どうしてこんなにもあったかな気持ちになれるのだろう。(写真・文:フォトグラファー 酒井久美子/SANKEI EXPRESS)
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