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【ボクシング】加納陸、国内KOデビュー
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3回、マリホット・フタジュル選手(右)を攻める加納陸選手=2015年6月7日、兵庫県三田市(共同) 世界ボクシング協会(WBA)アジアのミニマム級王者の加納陸選手(17)=大成=が7日、兵庫県三田市で国内デビュー戦のノンタイトル6回戦に臨んだ。ともに世界王者を目指し白血病のために17歳で亡くなった友、服部海斗さんの「追悼興行」。インドネシア選手に3回1分30秒でKO勝ちした。
マリホット・フタジュル選手を開始から一方的に攻め続け快勝。加納選手は「海斗と一緒に戦った。いい報告ができてうれしい」とほっとした表情だ。
親友だった2人は15歳以下の全国大会優勝経験者。「プロで早く世界チャンピオンに」という思いから、プロテスト受験資格が17歳以上の日本を離れ、フィリピンでデビューした。
加納選手は昨年12月にタイで王座を獲得。服部さんが他界した後の3月、日本のプロテストに合格した。井岡弘樹氏の持つ日本人の世界王座獲得最年少記録の18歳9カ月を更新することが目標で「世界はまだ遠い。一試合ずつ勝ちたい」と先を見据えた。(SANKEI EXPRESS)