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ディスコ風に一新 際立つコメディー性 ミュージカル「天使にラブ・ソングを…~シスター・アクト~」

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ディスコ風に一新 際立つコメディー性 ミュージカル「天使にラブ・ソングを…~シスター・アクト~」

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ミュージカル「天使にラブ・ソングを…~シスター・アクト~」=2015年7月15日(渡部孝弘さん撮影、提供写真)  ウーピー・ゴールドバーグ主演で大ヒットした米映画(1992年)の、ブロードウェー版ミュージカルが初来日。ストーリーはほぼ同じだが、音楽は、映画版のゴスペルやリズム&ブルースが起源のモータウン系から一新。数々のミュージカルのヒットメーカーとして知られる米作曲家、アラン・メンケンが、物語の舞台となる1970年代のディスコ風に書き下ろした。

 ギャングの愛人だった歌手、デロリスが殺人現場を目撃したことで命を狙われ、修道院に身を隠す。指導した聖歌隊が大人気となり、ローマ法王の前で披露することになるが、身元がばれて再び命を狙われる。

 メンケンがディスコを採用したのは、修道女たちからかけ離れた音楽で、作品のコメディー性を際立たせるため。映画版が「勧善懲悪」のストーリー性が高いのに比べ、踊りと歌を存分に生かしたショーの要素が強い。修道女たちが歌う楽しさに目覚め、全身で喜びを表現する「レイズ・ユア・ボイス(声を上げて)」は前半のハイライトだ。脇役のギャングや警察官も、個性的なコメディアンぶりを発揮している。

 映画と舞台、どちらをひいきにするかは好みが分かれそう。いずれも価値観の違いを受け止めて、豊かな人生を送ろうとのメッセージがある。幕の両サイドに流れる邦訳は的確だが、舞台に集中すると見づらい。海外の一部劇場では前の席の背もたれに翻訳を流し、観客が舞台から視線を離さず読める設備もある。今後の課題となろう。8月2日まで。東京・東急シアターオーブ。(藤沢志穂子/SANKEI EXPRESS

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