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【大相撲】新十両正代「ここまで来た」

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【大相撲】新十両正代「ここまで来た」

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新十両に昇進し、記者会見で時津風親方(左)と握手する正代(しょうだい)=2015年7月29日、愛知県名古屋市中区・愛知県体育館(共同)  不滅の69連勝の大横綱双葉山が創設した名門部屋の将来を担う力士だ。29日の大相撲秋場所番付編成会議で新十両昇進が決まった23歳の正代(しょうだい、時津風(ときつかぜ)部屋)は「やっとここまで来た。うれしい。昨晩は(緊張して)寝付きが悪かった」と照れながら感慨に浸った。

 熊本県宇土市(うとし)出身。東農大2年の2011年に学生横綱に輝いたが、卒業後の14年春場所で前相撲からデビューした。持ち味は左右どちらでも取れる四つ相撲。ここまで負け越さず所要9場所で関取の座をつかみ「下積みをして、少しずつ力をつけてきた」と語る。

 不幸な力士暴行死事件を受け、現師匠の時津風親方(元幕内時津海(ときつうみ))が07年10月に部屋を継承した後の入門力士から初めて十両が生まれた。豊ノ島ら兄弟子の関取衆や現在幕下の関取経験者は30歳以上のベテランばかり。師匠は「同じ部屋の関取衆との稽古でここまで引っ張り上げてもらった。自信を持って、もっと上を目指してほしい」と若い正代に期待した。(SANKEI EXPRESS

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