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「国技」闘牛に逆風 左派躍進の余波 スペイン

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「国技」闘牛に逆風 左派躍進の余波 スペイン

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 数々の名闘牛士を生み出したマルシアル・ラランダ闘牛学校はこれまで、マドリード市から年6万1000ユーロ(約820万円)の補助金を受けてきた。これは、マドリード州政府や企業などからの補助金も含めた総補助金額の約4割にあたる。

 失業率が依然として20%台で高止まりするなど、経済苦境にあるスペインでは、5月24日の統一地方選で緊縮財政を掲げる国政与党の国民党が全土で大敗北。マドリードでも国民党が24年ぶりに市長の座を明け渡した。

 「反緊縮」下の皮肉

 スペインでは近年、カナリア諸島(州)が1991年に「動物愛護の精神に反する」という理由で、州内での闘牛興行を禁止した。さらに2011年、国内第2の都市バルセロナを州都とするカタルーニャ州が、同じ理由で闘牛を禁止にした。それでも現在、スペイン国内では3月から10月のシーズンに2000を超す闘牛の興行イベントが行われ、余興で行われるものも含めると年間約1万8000の闘牛が催されているとされる。

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  • 闘牛とは、男が無類の勇気を表現する芸術である。この日、花形闘牛士のアルベルト・エスクデーロは、一度突き飛ばされて靴が脱げても牛に立ち向かった=2015年6月28日、スペイン・首都マドリードのラス・ベンタス闘牛場(AP)
  • 収容人数約2万4000人(世界3位)のラス・ベンタス闘牛場。空席が目立っているのは、開催日(8月15日)が祝日の「聖母被昇天の日」に当たり、街中で特別ミサが行われていたためでもある=2015年8月15日、スペイン・首都マドリード(AP)
  • スペイン・首都マドリードのマヌエラ・カルメーナ市長=2015年9月4日(ロイター)
  • スペイン闘牛界の殿堂とも言うべき首都マドリードのラス・ベンタス闘牛場。闘牛は毎年3月から10月まで、日曜日と祝日に行われる=2015年8月15日(AP)
  • スペイン・首都マドリード

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