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安倍首相が靖国参拝見送りへ 秋季例大祭、真榊を奉納
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安倍晋三首相は17日に始まった靖国神社(東京・九段北)の秋季例大祭にあわせ、供え物の「真榊(まさかき)」を「内閣総理大臣」名で奉納した。同神社が明らかにした。首相は20日までの例大祭期間中の参拝は見送るとみられる。ただ、首相周辺は「例大祭の期間外の参拝もあり得る」としており、首相は引き続き参拝の機会を模索する考えだ。
首相は17日午前、首相官邸で記者団の「例大祭での靖国参拝を見送るか」との問い掛けに直接答えず、「おはよう」とあいさつするにとどめた。
首相は今年4月の春季例大祭の際も「内閣総理大臣」名で真榊を奉納し、参拝を見送った。8月15日の終戦の日も参拝せず、自民党総裁として玉串料を奉納した。
首相は第1次政権で参拝を見送ったことを「痛恨の極みだ」として、第2次政権中の参拝に意欲を示していた。ただ、中国や韓国は、いわゆるA級戦犯が合祀(ごうし)されていることを理由に首相の靖国参拝を牽制(けんせい)。
首相も国会答弁や記者会見で、参拝するか否かについて「(靖国参拝が)政治問題、外交問題に発展していくという観点から申し上げない」と繰り返していた。
昨年9月に自民党総裁選で当選した首相は、同年10月の秋季例大祭にあわせて靖国神社を参拝。同年12月の衆院選圧勝後の記者会見でも「日本のために命をかけた英霊に対して、尊崇の念を表す。これはどの国のリーダーも行っていることだ」と強調していた。
歴代首相の靖国参拝は、18年8月15日の小泉純一郎首相(当時)を最後に途絶えている。