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マレーシア、1~7月の製造業への投資承認8760億円

ニュースカテゴリ:政策・市況の海外情勢

マレーシア、1~7月の製造業への投資承認8760億円

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 マレーシアの製造業への投資が活発だ。同国通産省によると、今年1~7月の製造業への投資承認件数は428件、総額は283億リンギット(約8760億円)に達した。昨年1年間の承認額は約410億リンギットで、今年はこれを上回る期待が高まっている。国営ベルナマ通信などが報じた。

 投資総額283億リンギットのうち、外国からの投資が182億リンギットで64.3%を占めた。

 ムスタパ通産相は東南アジア地域をはじめ、世界で外国からの直接投資を呼び込む動きが活発化しているとしたうえで、「なかでもマレーシアは有力なグローバル企業を引きつけている」と述べ、同国が投資先としての競争力を維持しているとの見解を示した。

 外国からの投資を分野別に見ると、電気・電子製品が74億リンギットで最も多く、金属製品と石油製品が23億リンギットで続いた。国別では米国が52億リンギットで首位。以下、韓国が27億リンギット、シンガポールが25億リンギットで続き、日本は23億リンギットで4位だった。

 また、同相は現在も化学製品や電子製品、金属製品など多くの分野で466件、総額440億リンギットの投資案件を交渉中だと明かし、今後の投資獲得に自信を示した。(シンガポール支局)

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