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都知事とは…世界14位の経済“大国”のトップ 求められる3つの能力

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都知事とは…世界14位の経済“大国”のトップ 求められる3つの能力

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 告示を23日に控えた東京都知事選(2月9日投開票)。2020年の東京五輪や首都直下型地震、少子高齢化といった課題を抱える中、誰がかじ取り役にふさわしいかを決める選挙戦がスタートする。大統領にもたとえられる強大な権限に加え、国家並みの財政規模を誇る都知事は、日本全体や世界にも影響を与えるだけに、専門家は慎重な選択の必要性を訴える。

職員は16万人

 都は、戦時中の昭和18年に東京府と東京市が合併して誕生し、市は23の特別区に分割された。首都機能を強化する目的での合併で他の道府県にはない権限を持ち、固定資産税など3税の45%を23区から吸い上げ、上下水道や消防事業を担っている。

 また、全国民の1割以上にあたる約1300万人の人口を抱え、知事の下には警察や消防などを含め神奈川県鎌倉市の総人口に匹敵する約16万人の職員が働く。政権与党の代表が就任する首相とは違い、米大統領と同じように有権者の投票を経て選ばれるため、強大な権力を握る。

 任期は4年間で、都議会の解散権も握る。議会のチェックはあるが、予算や条例案の提出権などを持ち、場合によっては“独裁”状態にすることも可能だ。

「世界14位」の総生産額

 都は膨大な財政規模も誇る。「都内総生産」は92兆4千億円(平成23年度)。国内総生産(GDP)473兆3千億円の約5分の1を占める。韓国(88兆2千億円)を上回る規模で、国レベルで比較すれば世界14位の経済大国だ。

 予算規模も12兆838億円(平成25年度)でスウェーデンの国家予算に匹敵するという。

 「都知事~権力と都政」の著書がある中央大経済学部(行政学)の佐々木信夫教授(65)は「都知事には、12兆円に上る予算を動かし16万人を率いる経営者と、五輪を控える首都の顔としての外交官、政策を実行する政治家の3つの能力が求められる」と話す。

「第二の首相」

 都知事には過去7人が就いた。初代の安井誠一郎氏は旧内務官僚、昭和39年の東京五輪を迎えた2代目は東龍太郎氏で医学者だった。3代目は美濃部亮吉氏で経済学者、4代目の鈴木俊一氏も旧内務官僚出身で硬派なタイプが続いた。

 ただ、ここ3代は青島幸男氏(タレント)、石原慎太郎氏(作家)、猪瀬直樹氏(作家)と、知名度の高い知事が続いた。

 8代目を選ぶ今回の都知事選。五輪や防災など課題が山積する中、佐々木教授は「どれか一つに特化するのではなく、バランスも問われる。都知事は第二の首相とも言われる。日本を背負える知事は誰か。有権者は真剣に考える必要がある」と話している。

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