社長を目指す方程式

オンライン会議の強化書 上司がメリットを活かす3つの術 (1/4ページ)

井上和幸
井上和幸

 《今回の社長を目指す法則・方程式:石黒 圭さん「『リモートワークの仕事術』オンライン会議のコミュニケーション」》

 読者上司の皆さんの多くが、この半年強のウィズコロナ下でのリモートワーク対応で、オンライン会議にだいぶ慣れ親しんだことと思います。しかし、毎日ZOOMなどでオンライン商談やオンライン会議をやっているものの、「本当にこのやり方でいいのかな?」「何かいまひとつ巧く情報伝達し切れていない気がする」「コミュニケーションが図れているのか不安がある」という方も少なくないようです。今回は、改めてオンライン会議のコミュニケーションについて確認してみましょう。

 「テレビの中の司会者」にならないために

 わかりやすい文章表現の本で定評のある、国立国語研究所教授・研究情報発信センター長で一橋大学大学院連携教授の石黒圭さんの近著、『リモートワークの仕事術』(小学館新書)には、オンライン会議のコミュニケーション術が紹介されており、非常に具体的かつ分かりやすくまとめられています。

 石黒さんは、オンライン会議には「会議メンバーの工夫」「会議のルールの工夫」「会議の環境の工夫」の3つの工夫が大事だと言います。

 まず1つ目「会議メンバーの工夫」とは、「発言者と参加者の距離を縮める工夫」「参加者同士の連帯感を高める工夫」「自分自身を孤立させない工夫」からなると石黒さんは言います。

(あなた)「~~~と、今回は、この方針で行きたいと思います。いかがでしょう?」

(参加者)「(シーン)」

 上司のみなさんが部や課の定例会議、プロジェクトミーティングなどで起案者になった際に、オンライン会議となってから、おそらく直面したことのある瞬間ではないでしょうか?(笑)

 対面のときには発言は得られなくとも、その場のメンバーたちの表情をざっと見渡せることで、今回の提案が参加者の心を掴めているのか・合意はありそうか・あるいは懸念を感じているのかなどを瞬時に捉えることができました。

 しかしオンライン会議は、まさに進行役や発言者である上司の皆さんが<テレビの中の人>になってしまい、参加者は自分のPCから画面の向こうの人を眺めている、というような構図になってしまうのですよね。

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