【株主総会ライブ】東電(2)事故は「異常な天変地異」と弁明 (1/3ページ)

2011.6.28 10:59

(1)「1日も早く危機克服」 合理化にも総力に戻る

 《時折、大きなヤジが飛ぶ中での清水正孝社長の冒頭の決算報告と、築舘勝利監査役の監査報告に続き、株主との質疑が始まった》

 勝俣恒久会長「続いて質疑に移ります。事前に合計190問の質問を頂いているので、報告させていただきます。質問は重複しているところもあるので、取りまとめて、簡潔に説明します。また極めて…。(大きなヤジが飛ぶ)。お静かにお願いします!専門技術的な…。(再び、ヤジ)。契約内容に関わるものに回答を控える場合があるので、あらかじめご了承ください。(大きな怒号)。ご発言については。(株主の動議を求める声)。それでは、動議をお願いします」

 株主「議事運営に関して2つの動議を出させてもらう。議事進行は議長が今、挙手を無視して説明しようとしたが、一括質問の前に、一旦切っていただきたい。それまでにたくさんの質問があった。ここで一旦切って、報告に対しての質疑を受けて頂きたいのが1つ。それと、もう1点は、議長の不信任決議を諮って欲しい(拍手)。2つのことについて理由を述べる。会場から、この動議についての賛否、ご意見をとって欲しい(拍手)」

 「理由を説明する。最初の挨拶だが、招集通知に主語なく、はっきりしない挨拶だ。私たちは株主だ。みなさん取締役に資金預けている。その結果がこの事故。賠償とかお詫びとかでは株主に済まない。福島をはじめ、日本、世界中が、事故以前の元には戻らない。それに対する責任をどう考えているか。それから、もう1点。3月11日の後に、勝俣さんはすぐに責任取って辞めるべきだった。過去の責任者、取締役がどのような責任感じているか。言葉だけでなく、心から責任感じているのであれば、その席で議長は務められないはずだ。ですので、ぜひ、ここで、議長の不信任を問うて欲しい。以上です」

(次ページ)勝俣会長が事前質問表に対する一括質問に回答

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