KDDIの田中孝司社長は15日、フジサンケイビジネスアイのインタビューに応じ、今年10月に販売を開始した米アップルのスマートフォン(高機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)4S」で、販売対応や機能面での問題が指摘されていることについて、「来年3月末までには直していきたい」と語り、引き続きアイフォーンに注力する考えを強調した。
同社は10月14日にアイフォーン4Sの販売を開始し、ソフトバンクの独占を崩した。しかし新着メールを自分で確認しないといけなかったり、他社端末からのメールの絵文字が正しく表示されないなどの指摘が挙がっていた。田中社長は販売員の教育の遅れなどにも触れ、「3年前から販売しているところに比べると不慣れ」と認めた。
その上で、つながりやすさや通信速度については、「現実的にはうちの方がいい。そこを訴求していく」と強調。「(ソフトバンクを)急速にキャッチアップしていく」と力を込めた。
(次ページ)田中社長は積極姿勢「iPad3」販売も視野に?