操縦桿を捨てて… 日航新社長、父親は大物俳優だった!

2012.1.17 21:21

記念写真に納まる日本航空の(左から)大西賢社長、次期社長の植木義晴専務執行役員、稲盛和夫会長=17日午後、東京都品川区

記念写真に納まる日本航空の(左から)大西賢社長、次期社長の植木義晴専務執行役員、稲盛和夫会長=17日午後、東京都品川区【拡大】

 経営再建中の日本航空は17日、大西賢社長(56)が会長に就き、植木義晴専務執行役員(59)が新社長に就任する人事を内定したと正式に発表した。稲盛和夫会長(79)は代表権のない取締役名誉会長に退く。

 稲盛氏が会長に就任した平成22年2月、「何よりも好きな操縦桿(かん)」を捨て、若返りとスリム化を図った新体制の運航担当執行役員として経営陣入り。「稲盛塾」と呼ばれた幹部対象のリーダー研修に参加し、採算重視の部門別管理手法などの“稲盛イズム”をたたき込まれ、同年12月に専務執行役員に抜擢(ばってき)された。

 親方日の丸的体質が残る中にあって、「会議などの的確な発言の端々にみられる人柄」(稲盛会長)が評価され、社長に推された。

 父親は、戦前戦後の時代劇で活躍した大物俳優の故片岡千恵蔵さん。日航OBも「機長のときから、機内アナウンス改善で先頭に立つなど、リーダーとしての資質は十分」と認める。

 「35年間パイロットを務め、現場は知り尽くしている。17年間の機長経験を通じ、安全認識では誰にも負けない。そういう思いを社長として生かしたい」。経営という操縦桿を握る決意を語った。(那須慎一)

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