(2)株主「生まれ変わった覚悟で、関東電力に商号変更を」 に戻る
勝俣会長「第6から第9号議案を上程させていただきます。ご説明をお願いします」
猪瀬副知事「猪瀬です。出席番号は10495。福島第1原発事故。その後の電気料金の値上げによって東電への信頼は大きく揺らいでいます。一度失った信頼を取り戻すことは容易ではありません。東電は不退転の覚悟で自らの改革に取り組まないといけない。東京都は4項目の株主提案を行います」
《株主から大きな歓声と拍手があがる》
「これまで東京都のホームページなどで賛同をお願いしている。ぜひご賛同をお願いしたい。東電は、経営の透明性や説明責任を果たすことが今後の鍵となります。定款について問題があるのでこれから申し上げる」
「第6号議案です。『社内における競争原理の導入等により、低廉かつ安定した電力を供給し、顧客サービス第一を使命とする』と経営理念に盛り込むことを提案する。東電自ら再建に向けた決意を内外に示すべきで、会社の憲法である定款に明記しなければいけない。ところが、定款では相変わらず、不動産の売買、労働者派遣事業など、電気事業に関係のないものが第2条が書いてある」