日航再上場に強まる逆風 自民反対に植木社長「残念なことに誤解がある」 (2/3ページ)

2012.8.3 05:00

決算説明をする日本航空の植木義晴社長(右)、稲盛和夫名誉会長(中央)、大西賢会長(左)=2日、東京都品川区

決算説明をする日本航空の植木義晴社長(右)、稲盛和夫名誉会長(中央)、大西賢会長(左)=2日、東京都品川区【拡大】

 2日の参院国交委員会でも、西田昌司委員(自民)が、日航が更生手続き終了直前の11年3月15日に実施した総額127億円の第三者割当増資について、「経緯が不透明」として追及した。

 第三者割当増資をめぐっては、京セラ50億円、大和証券グループ本社50億1000万円のほか、大手旅行会社や損保など計8社が引き受けた。

 西田氏は「2次破綻が懸念された中で8社が増資に応じたのは、更生手続きの終了などで、再上場後の値上がりが確実な情報を知っていたからだ」と指摘する。

 金融庁などは「法的な問題はない」としているほか、植木社長も「裁判所の了解を得ている。500億円の目標に届かなかった」と疑惑を否定した。

 一方、日航が2日発表した2012年4~6月期連結決算は、最終利益が前年同期比約2.1倍の269億円。国際線の新規路線開設でビジネス需要を取り込んだほか、円高で日本発の観光需要が好調だったため。

日航の再生をめぐる経緯

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