2016年の家計予想図 食費削り、預貯金取り崩し…ずしりと重い負担 (1/3ページ)

2012.8.11 05:00

消費増税分の使い道

消費増税分の使い道【拡大】

 消費税増税に加え、東日本大震災の復興増税、社会保険料の引き上げ、さらに首都圏の住民には東京電力の電気料金値上げものしかかり、家計の負担は重くなる。大和総研の試算などをもとに、2016年の家計予想図を描いた。

 「マイホームは諦めるしかないのか…」

 東京都内の中堅メーカーに務める男性(40)は頭を抱えた。妻と小学生の子供2人の4人家族。長引く不景気で給与水準は上がらず、年収は約500万円だ。

 大震災から5年がたち、消費税は2段階で増税された。生活に厳しさを感じ始めたのはそのころからだ。妻の家計簿を点検してみると毎日の買い物に消費税10%がかかり、年間17万円近く出費が増えている。

 15歳までの子供がいる世帯を対象にした減税(年少扶養控除)は民主党政権が廃止した。その分を財源に充てるはずだった「子ども手当」は「児童手当」に名を変えて縮小された。あてにしていた子育て資金は、これで10万円以上消えた。

 電気代も上がり、厚生年金保険料は17年まで毎年引き上げが続く。あれこれ合わせると何と34万円以上の負担増になった。

「どうやって穴埋めしたの?」 驚いた男性は妻に尋ねた

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

実践で使える英会話を習得!業界最高峰の講師がサポートします。毎日話せて月5000円《まずは無料体験へ》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!