シャープ創業100周年に最大の危機 一筋縄ではいかない“救世主”との協議 (1/3ページ)

2012.9.15 05:00

 シャープは15日に創業100周年を迎えた。数年前に「液晶のシャープ」として一世を風靡(ふうび)したものの、過剰投資があだとなり、2012年3月期に過去最大の最終赤字を計上。3月に“救世主”として現れた台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業と資本業務提携することで合意したが、シャープ株の急落を受けて鴻海による出資は棚上げの状況。資金繰りが厳しい中で、出資をめぐる鴻海との見直し協議は難航しており、創業以来、最大の危機を迎えている。

 株急落 歯車狂う

 「シャープと鴻海が一緒にやれば、絶対にサムスンに勝てる。手を組みましょう」

 今年3月。鴻海の郭台銘会長が、シャープの町田勝彦会長(現相談役)の手を取った。日本の電機大手として外資との初めての資本提携だった。

 シャープ本体に鴻海が9.9%を1株550円で出資することで合意。しかし、8月2日の決算発表を機に歯車が狂い始める。

「そちらのお望みの額で結構です」

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