【ワシントン=柿内公輔】米インターネット小売り大手アマゾン・コムが25日発表した2012年7~9月期決算は、最終損益が2億7400万ドル(約220億円)の赤字になった。開発費用などがかさんだのが響いた。
前年同期は6300万ドルの黒字だった。売上高は27%増の138億600万ドルで増収を確保したが、市場予想を下回った。
米国で発売したタブレット端末「キンドル・ファイアHD」は好調だったが、開発費用や販売費の負担に加え、共同購入クーポンサイト運営会社の米リビングソーシャル・コム向けの投資に伴う減損処理が収益を押し下げた。