日用品「お試しセット」続々登場　“敷居”下げて新規顧客獲得 (1/2ページ)

　基礎化粧品やヘアケア製品を展開する日用品各社が１日～数週間分のお試しセットを相次いで商品ラインアップに加えている。

　通常サイズをひとそろい買うと１万円を超えるシリーズでも、少量ずつ詰め合わせて１００円程度から千数百円で売れば、“敷居”が低くなるとの思惑があるためだ。消費者にお試しセットで使い心地を確認してもらい、自社ブランドの新たな顧客獲得につなげたい考えだ。

　第一三共ヘルスケアは２３日、美白化粧品シリーズ「トランシーノ薬用ホワイトニング」の化粧水など３点をセットにした「３日間トライアルセット」（想定価格５２５円）を発売する。通常サイズだと計１万２８００円だが、割安なセットを追加することで購入しやすくし、「美白化粧品の使用を考えている消費者を自社製品に誘い込む」（同社）のが狙いだ。

４つのスキンケアブランドでお試しセットをそろえる花王では…