07年に大手スーパーで初めて一部店舗で有料化に踏み切ったイオングループは、今年度中に1000店舗に拡大する。ユニー、ダイエーも有料化した店舗数を増やす。
一方、中小スーパーの動きは鈍い。「なぜ無料にしないのかと顧客のクレームも多く、行政の十分な後押しがなければ難しい」と話すのは、首都圏で131店を展開する「いなげや」の担当者。
有料化は時期尚早として、現在は条例で有料化が定められている東京都杉並区と日野市の5店舗を除いて無料としており、レジ袋辞退客には値引きサービスで対応する。
首都圏に104店を営業する「サミット」は08年7月、埼玉県川口市の呼びかけに応じ市内店舗でレジ袋を有料化したが、販売減に歯止めがかからず、翌年3月に打ち切った。