米アップルのスマートフォンを中心に中古携帯電話を取り扱う店が増えている=東京・秋葉原の「ソフマップ秋葉原リユース総合館」【拡大】
携帯電話の中古品は通信会社の契約者認識カード(SIMカード)を入れ替えることで利用が可能となる。総務省が2007年に、新品端末を安く販売し、通信料金でコストを回収する仕組みに対する規制の方針を打ち出してから中古市場が形成された。
情報機器リユース・リサイクル協会によると、11年度の販売台数は前年比20%増の8万7300台。調査会社MM総研は、流通台数が10年度の81万台から13年度は184万台に拡大すると予測。
電池パックなどの周辺機器を含めた市場規模は「年間1000億円以上」(業界関係者)ともいわれる。
従来型を愛好する客層も中古市場の成長を支える。中古携帯の買い取りや販売店へのコンサルティングを手がける「アワーズ」では、1月のネット販売の5割を従来型が占める。