米アップルのスマートフォンを中心に中古携帯電話を取り扱う店が増えている=東京・秋葉原の「ソフマップ秋葉原リユース総合館」【拡大】
30代以上の男性や40代以上の女性から「使い慣れた携帯を使いたい」「昔の特徴ある携帯がほしい」などと支持され、販売・修理サービスが終了した従来型を買い求める人は多いという。
三菱電機やNEC製などの一部機種や、人気ゲームがアプリケーション(応用ソフト)として使える機種などは品薄で“レア商品”として扱われることもある。
ただ、拡大する市場も中古買い取りサービスの認知が進まないことから、将来的な中古品の供給不足も危惧される。また、通信会社への代金が未払いのまま売り出され使用ができなくなる「赤ロム品」の売買も指摘されており、買い取り・販売に対するガイドラインの拡充や業界の連携を強化し、市場の透明性を高める取り組みが急務となっている。