シャープ追加融資枠１５００億円に　主力２行が支援

　経営再建中のシャープに対し、主力取引銀行のみずほコーポレート銀行と三菱東京ＵＦＪ銀行が設定する追加融資枠が、１５００億円になることが分かった。当初想定の１千億円から積み増す。両行が７５０億円ずつを支援する。

　追加融資枠は、シャープが９月に償還を迎える社債２千億円の原資に充てる。シャープは主力２行からの支援により、残り５００億円については自前で調達できるよう努める。

　シャープは１４日に今後３年間の中期経営計画を発表する予定。近く２行から派遣される役員級とともに経営再建を加速する構えだ。