観光客でにぎわう富士山5合目。ツアー客や外国人の姿も目立つ=山梨県富士河口湖町【拡大】
富士山の世界文化遺産登録が間近に迫る中、旅行会社などが新商品を相次ぎ投入している。JTBは、外国人観光客向けの高級ツアーを企画。JR東海などの鉄道会社も割引切符を販売する。4月末に遺産登録がほぼ確実となって以降、すでにツアーの予約が増えるなどの「世界遺産効果」が出ているが、正式決定で商機がさらに広がるとみて、自社商品の拡充や販促に力を入れる。
JTBが6日に発売した富士登山ツアーは、東京の高尾山から富士山山頂まで約100キロを4日かけて歩きつつ、温泉旅館などに宿泊。1人当たりの料金は34万8000円(2人1室)とやや高いが、外国語ができる専門ガイドが同行し、必要な装備も貸し出される。都内のホテルから5合目まで車で向かい、1泊2日で山頂を目指す13万9000円(同)の商品も用意した。
年間10万人とされる外国人登山者がさらに増えると判断。登山に慣れた欧米のシニア層を中心に取り込む。ガイドは英語だが、必要に応じて中国語や東南アジアの言語にも対応する。