シャープは24日、米半導体メーカーのクアルコム社による第2回目の第三者割当増資の払い込みが行われたと発表した。発行価格は1株502円で、約59億円超の出資となった。
昨年12月の第1回分ではクアルコムから49億円の出資を得ており、これで合計108億円超の出資となった。クアルコムの出資比率は3.53%となり、シャープの第3位株主となった。1位の日本生命は4.7%株主だが、2位の明治安田生命以下は3%台で続いている。サムスン電子ジャパンは6位に後退する。
クアルコムは1回目の出資では1株164円の出資をしたが、今回は株価が回復したことで、500円を超えた。
この出資関係にともない、シャープはクアルコムの子会社、ピクトロニクス社とともに、次世代の微小機械システム向けディスプレーを共同開発していく。