インタビューに答えるバンダイナムコホールディングスの石川祝男社長=4日、東京都品川区【拡大】
ただ、売上高に占める海外事業の比率は現在約17%にとどまる。石川社長は「国内事業を拡大しながら、海外事業も同じぐらいにする」と述べ、早い時期に50%を目指すとした。地域別では、新興国中心に伸ばし、「アジアは約4割、北米と欧州は3割ぐらいずつにしたい」と語った。
中長期の成長に向け、同社は人気キャラクターやコンテンツを中心にアニメやゲーム、玩具などの販売を伸ばす「IP軸戦略」をとっている。
その一環として、人気ゲームキャラクター「パックマン」の世界展開を進める。北米に続き、40カ国以上でアニメを放送する計画だ。パックマン関連の売上高は初年度に35億円を目指している。
キャラクターなどの創出に向け、7月下旬にシンガポール、8月下旬にカナダに開発拠点を開設し、日本主導で世界の市場で通用するコンテンツを開発する。石川社長は「この2カ所の状況次第では、さらに海外の開発拠点を増やす可能性もある」と述べた。
ゲーム事業では、売上高の1割程度を占めるソーシャルゲームについて、石川社長は「国内市場は頭打ち」との認識を示した一方で、「韓国や台湾など、消費者の好みが日本と似ているアジアで伸ばす」と述べた。