ベトナム人のツアー客でにぎわう居酒屋チェーン「えこひいき浅草店」=東京都台東区【拡大】
コロワイドの居酒屋は通常、夜間営業のみだが、外国人ツアー客が来る日は特別に日中営業し、しゃぶしゃぶの食べ放題や海鮮鍋コースなど専用メニューを提供する。1人約2000円と手頃な価格も人気で、6月までに月間の外国人来店客数は営業外商部設置前の約5倍にあたる1万人に急増した。
同部の玉井正明次長は「訪日目的の上位は『食』。大勢のツアー客が入れる日本の居酒屋チェーンが注目されている」と分析する。居酒屋の利用客は年末年始や週末に偏るが、「平日需要の拡大や日中の店舗の有効活用もできて“一石三鳥”だ」と強調。今後は外国人スタッフやサービスの拡充を進め、外国人の集客上積みを狙う。
居酒屋「和民」などを展開するワタミも対応を急ぐ。今年4月には現地旅行代理店と協力して台湾企業の社員旅行の誘致を図り、約2000人の来店につなげた。外国人客の多い約80店で中国版デビットカード「銀聯カード」の利用を可能にしているほか、全店に英語と中国語の対応メニューを置くなどサービスを強化した。
今後は台湾や香港に設けた店舗と連携し、日本の店にも行きたくなるような仕掛けも考えているという。