運転開始を待つ太陽光パネル。これとは対照的に、意図的に建設が遅れているケースもある【拡大】
太陽光など再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度が昨年7月に導入され、今年5月までに同制度の認定を受けた発電設備のうち実際に運転を開始したものが約1割にとどまることが20日、経済産業省の調査で分かった。太陽光パネルなど発電設備の値下がりを待って意図的に建設を遅らせる“塩漬け案件”が一部にあるとみられ、同省は悪質な事例については認定取り消しも視野に入れ、実態調査に乗り出す方針を表明した。
5月末までに認定を受けた発電設備の容量は、全体で2237万2000キロワットで、そのうち同期間に運転を開始したのは304万9000キロワットと13.6%にすぎない。認定設備と運転を開始した設備のいずれも約9割は、買い取り価格が高めに設定されている太陽光発電に集中している。
買い取り価格は毎年度改定され、量産効果による発電設備の価格下落を織り込んで買い取り価格も引き下げられる。