座席数189席の米ボーイング製737-800を使用して、成田-高松▽成田-広島▽成田-佐賀の3路線をそれぞれ1日2往復で運航する計画という。
海外の航空各社は、需要の大きい成田空港への直行便を望んでも発着枠に余裕がなく、なかなか乗り入れられないという事情がある。
春秋航空の日本国内線が認可されれば、上海から日本の地方空港を経由して、成田に乗り入れるルートを確保できることになる。
将来的には日本国内線の拡充とともに、中国や台湾など国際線の就航も検討する。
運賃は未定で、「価格競争だけに陥らないようにする」(担当者)が、「乗ってもらえるようなアプローチは検討している」と自信を見せ、“激安路線”の継承もにおわせた。
「片道1円」…実は中国国民の反発で中止
春秋航空は、上海発着の日本路線を運航して以降、便によっては片道数千円の劇安さが受け、各路線は8~9割の搭乗率を誇っていた。