フィリピンの地場ファストフード最大手ジョリビー・フーズは今年、50億ペソ(約113億円)を投じ、国内外に200店舗を新規開設する方針を明らかにした。現地紙インクワイアラーが報じた。
フィリピン国内に100店舗、国外では中国に50店舗のほか米国、中東地域、ベトナムに50店舗の計100店舗を開設する計画。来年も店舗数を10~15%拡大する方針だ。
ジョリビー・フーズ幹部は「今後、国外での事業拡大を加速し、事業全体に占める国外市場の割合を現在の2割から5割に伸ばしたい」との方針を示した。
ジョリビー・フーズは現在、国内で圧倒的な人気を誇るハンバーガーチェーン「ジョリビー」や鶏肉料理チェーン「マンイナサル」などのファストフードチェーン店を、国内に2102店舗、国外に569店舗展開。今年上期(1~6月期)の最終利益は前年同期比32.7%の21億ペソで、売上高は同12.1%増の499億ペソとなっている。(シンガポール支局)