日本郵政の西室泰三社長は23日の定例会見で、傘下の日本郵便が来年4月の消費税増税に合わせて実施する郵便料金値上げを正式に発表した。
25グラム以下の定形郵便物(手紙)を現在の80円から82円、はがきを50円から52円に引き上げる。
郵便料金の値上げは約20年ぶり。それぞれの額面の切手も新たに発行するほか、すでに流通しているはがきや切手と組み合わせられるよう、2円切手の発行も再開する。
手紙は新しい税率8%を適用した上で1円未満の端数を切り捨て、はがきは切り上げた。手紙の端数切り捨てによる負担額は試算で年間約68億円に上る。