ワタミは7日、基幹業態の居酒屋チェーン「和民」「わたみん家」の約2割に当たる90店舗を今後、15年度までかけて業態転換する計画を明らかにした。既存店の業績低迷をうけ、高単価の和風居酒屋や女性客が中心の中華料理店などに切り替える。
残る500店舗も炭火焼きなど特色あるものとし「『総合居酒屋』からの転換を図る」(桑原豊社長)という。同日発表した2013年9月中間決算は、高齢者向け食事宅配サービスなどが伸びて売上高は前年同期比6.7%増の807億円だったが、国内外食事業が振るわず、営業利益は37.0%減の24億円、最終利益は55.0%減の5億円と大幅な減益だった。